低位株には、安値で長らく放置されたままになっている株式銘柄がたくさんあります。割安株投資、つまりバリュー投資の観点からすると掘り出しものが見つかる可能性が高いのではないでしょうか。
バリュー投資とは、本来ならば1株あたり1200円の価値があるのに1000円で放置されている株式銘柄があれば、安いうちに買って値段が本来の価値に戻るまで待つ、という投資スタイルです。
機関投資家、ファンドマネージャーなどでも、この投資スタイルで運用している人はたくさんいます。長らくボックス相場、レンジ相場で安値をいったり来たりしていても、何かひとつ材料が出ると、大きく跳ね上がるのが低位株の特徴です。このときには発行株数が少なければ少ないほど派手な値動きをします。
また、低位株は値がさ株とは違い、少ない金額で始めることが可能ですから、株の初心者やサラリーマン、主婦のかたなどが、最初に、おっかなびっくりやってみるには丁度良いかもしれません。名の知れた国際優良銘柄(ブルーチップ)のような派手さはないかもしれませんが、堅実な投資をしたい方にはおすすめでしょう。
海外の機関投資家が本国へ資金を持ち帰るときに国際優良銘柄は値を下げることが多いものですが、低位株には外国人投資家が保有している銘柄はそれほど多くはないはずです。会社四季報などで株主について一度、調べてみるのも良いかもしれません。
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低位株 値がさ株
低位株には、かつての成長産業が多いということについては申し上げたかと思います。この伝でいくと、現在、値がさ株の成長産業もいづれ、市場が飽和して、あるいは産業構造の転換に伴い、成熟産業、斜陽産業になるということです。ただし、それが、いつの日になるかということは、あくまでも予想、予測の域を出ないのかもしれませんが、、、、、。現在の成長産業といえば、、、、、、?真っ先にIT分野をあげた人が多いのではないでしょうか。あなたが、この文章を読んでいる、パソコン画面、インターネットも、以前は存在しなかった通信手段です。
インターネットが登場した当時、よく「情報革命」なんて言葉が使われました。インターネットの登場は「産業革命」にも匹敵する社会変革、経済変革だというわけです。それから、しばらくしてIT関連企業の上場ラッシュが起きました。日本では楽天やサイバーエージェント、アメリカではアマゾン、グーグル、、、、。東証だけでなくヘラクレスやマザーズにも多数、IT関連の企業が上場しました。もっとも中にはライブドアのように社会問題を起こした会社もないわけではないですが、、、。しかしながらライブドア社も創業者が退いた後、別の企業の資本が入り、経営も安定しているようです。こうした成長著しい分野でも、いつの日にか、斜陽産業の仲間入りを果たす日が来るのでしょう。果たして、それがいつなのかは、まったく不明ですが、、、。
低位株 ボックス相場
低位株の値動きは、いわゆるボックス相場であることが多いようです。ボックス圏での。こうした値動きについては過去のチャートを会社四季報などで調べれば簡単に??わかります。
投資家によっては株式市場全体が低迷しているなかでも、このボックス相場特有の価格変動によって手堅く利益を上げている人もいるようです。このボックス相場での低位株の値動きも銘柄ごとに特徴があって冬場に底値をつけて夏場に天井をつける銘柄とか、毎年、三月くらいに高値をつけて九月くらいに底値をつけることが多いとか、パターンの決まった値動きをすることが多いのも低位株の特徴です。
こうした値動きのパターン、黄金法則??を見つけることができれば宝の鉱脈を見つけたようなものです。あとは勇気をもって投資すりだけでしょう。
しかしながら、自分で値動きのパターンを見つけて投資したつもりでも、まったく違う形で相場が動いて発見したつもりの法則が間違いだったということもあるので注意が必要です。
しかし、いったん法則を見つけて、毎年、パターン通りの売買を繰り返し、堅実に利益を出している人も、いるのはいるのです。
株初心者
低位株は名前の通り、安い値段で低位に放置されている株式銘柄です。正直、言って、どうも冴えないような雰囲気の銘柄が多いような気もします。安値で放置されるには、される理由があるものです。
しかしながら、株の初心者が、いきなり高額の国際優良銘柄、ブルーチップなんかは、とても高くて買えなかったりします。その点、低位株は、一株あたりの単価が安いですから、株の初心者でも、買いやすいのではないでしょうか。まずは、低位株で数稽古をしてから、大型株、値がさ株にも手を広げてみるというのもよいかもしれません。
株主優待や配当なども、美味しいものがないか調べてみるのも良いでしょう。けっこう、穴場の銘柄が見つかるかもしれません。
機関投資家やファンドマネージャーは、株主優待を目あてに株を買うなんてことはしなしでしょうから、株主優待を楽しむのは個人投資家だけに許された特権かもしれません。
それと、最近は資源価格の高騰が叫ばれています。この資源価格の高騰によって恩恵を受ける銘柄も、なかなか面白いでのではないでしょうか。