資源株が注目を集めています。背景にあるのはエネルギー(原油、天然ガスなど)穀物(小麦、とうもろこし、砂糖、大豆、、、)鉱物資源、なかでもレアメタルや金やプラチナの価格相場の上昇です。
金価格などは1990年代につけた最安値が信じられないくらいの高騰ぶりです。それに伴い、日本だけでなく外国でも資源株に注目が集まっています。有名なところでいうとロシアのエネルギー企業、ガスプロムなどでしょうか。この会社も資源価格の高騰を受けて注目を集めている株式のひとつです。
資源株のこうした値上がり、上昇を受けて、資源を持つ国の通貨を買うという動きもあります。いわゆる資源国通貨投資です。代表的な通貨としてはオーストラリア・ドルやカナダ・ドルがありますね。
両国ともに豊富な地下資源を持っています。こうした通貨がアメリカドルの下落とともに注目を集めているようです。現に日本円はアメリカ・ドルに対して高くなることはあってもオーストラリア・ドルに対しては弱含みで推移しています。日本での資源株といえば、、、あまり有名な企業は思い当たらない感じですが、、、(日本は資源国でないから仕方ないでしょう)あえていえば鹿児島の菱刈金山を所有している、あの鉱山会社でしょうか。
あの鉱山会社、気になる人は調べてみてください。とても有名な会社です。
住友鉱山ですね。
ただし金相場への投資については最近は金ETFとか、いろいろなものがあるので、そちらも面白いかもしれません
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資源株ファンド ロシア資源株銘柄
資源株ファンドが投資に関心のある人たちの間で注目を集めているようです。
資源株ファンドが、これだけ注目を集めるようになった理由として考えられるのは、やはり商品相場の上昇でしょう。
原油価格も高値で推移しています。穀物価格も然り。今まで食料を輸入に頼り、経済的に貧しい国家などは、も
はや食料が手に入らないのではないかとも言われるほどです。
しかしながら商品相場は怖い。あるいは資源株といっても、どの銘柄に投資してよいのか、よくわからない。そんな投資家に資源株ファンドは受けているようです。資源価格が、これだけ高騰するとは、金融関係者でも予測出来得た人間は、それほど多くはないのではないでしょうか。もっとも投資の神様、ジム・ロジャース氏は、早くから中国株と商品相場への投資を表明していたともいいますが、、、。商品相場が高止まりを続ける理由はいくつかありますが、そのひとつが中国、インドなどの新興工業国の経済成長です。他にブラジル、ロシアを含めてBRICSと呼ばれています。ロシアの資源株で代表的なものといえばガスプロムでしょうか。さらにそれに続く新興工業国はVISTAとかNEXT11などと呼ばれています。まだ、こうしたVISTA、NEXT11と呼ばれる国への投資は日本では、それほど行われていないようですから、今のうちに仕込みに入れば先行者利益が得られるかもしれません。
資源価格 食料価格の高騰
資源価格、食料価格の高騰により、さまざまなところにまで影響が出始めているようです。意外なところでは学校給食のメニュー、献立にも影響があるというのです。
原材料価格、および調理に使う燃料価格の上昇により学校給食費を値上げするとか、メニューの品数を少なくするとか、原材料を安いものに切りかえるという動きもあるようです。子を持つ親の立場からすれば、給食費の値上げなどはたまったものではないでしょう。
子供に食べさせる給食も大事ですし、給食費も安いに越したことはないのですが、学校の給食にまで、このような形で原材料価格の高騰が反映されているのです。
私立の学校ならともかく公立の学校であれば正直いって勘弁して欲しいのではないでしょうか。これでは、いったい何のために高い税金を払っているのだと言いたくもなります。資源価格の高騰だけが原因ではないのでしょうが、給食費の未払いも増加傾向にあると言います。
子供たちの食事が犠牲になりながらも資源価格と資源株は上昇を続けるのでしょうか??
仮に資源株で儲けることができたとしても、愛する子供たちが、このような事態にさらされるということは何とも複雑な気持ちにさせられます。
資源株 注目
資源株が、これほどまでに注目されることになったのは、ここ最近のことでしょう。新興工業国の経済発展が注目されるようになっとのと、ほぼ同時期ではないでしょうか。
新興工業国はBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国)をはじめとしてVISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコリラ、アルゼンチン)などの国が注目株ですね。
投資機会に乏しい??日本ではなく外国を含めた世界規模での投資を考える富裕層が出てきたのも、このころのような気がします。
背景にあったのは日本の低金利と国家財政の赤信号でしょうか。
日本の低金利については、これを利用した円キャリートレードなんてのがマスコミをにぎわせたりしました。
資源株と商品投資
資源株を買うよりも、資源そのもの、商品そのものに投資したほうが良い、とはニューヨークの豪邸を売り払い、シンガポールに移住した、投資の神様、ジム・ロジャースの弁です。ロジャース氏は中国の経済成長を見越し、自身の仕事と生活のの拠点をシンガポールに置き、投資活動を行っています。当初は中国国内に拠点を置くつもりだったとのことですが、
大気の汚れがひどいのでシンガポールに拠点を置くことにしたといわれています。ロジャース氏は自分の娘に中国人の乳母(ナニー)をつけ
、中国語を習わせていることでも知られています。余談かもしれませんがメデイア王、ルパード・マードック氏も中国に拠点を移しました。
かつての妻とは離婚して中国人の若い女性、Wendi Dengと再婚(再々婚??)しました。
さて話は戻って、このロジャース氏については資源株を買うよりも資源そのものを買うと言うのですが、
一般の個人投資家には、これはなかなか難しいでしょう。商品相場は、日本では、まだ、かなり危険な金融取引だと見なされています。
それでは資源そのものを現物で買う方法は何もないのかというと、そんなことはありません。しかしながらこの投資方法では利息も配当もつきません。
あっけないほど簡単な方法ですが、
金地金やプラチナ地金をバーやコインで買って手元に置いておくのです。
防犯対策には金庫に入れておくのもよいかもしれません。防犯だけに気をつければ個人でもできる商品現物投資です。(
商品先物取引ではありません)やがて、やってくるといわれるハイパー・インフレーション対策にもなりえます。
原油価格の上昇:バイオ燃料
原油価格の上昇とともにバイオ燃料が注目を脚光を浴びています。サトウキビなどから取れるエタノールを燃料にするというものです。ブラジルなどではエタノールを燃料とした自動車がたくさん走っているといわれています。
ブラジルはご存知の通り、新興工業国、BRICSの一角を占める重要な国です。原油価格が上昇すると自動車燃料だけが高騰するのではありません。燃料にするためにサトウキビやトウモロコシを転用することで食料や飼料にするための農作物が逼迫します。さらには食料品を製造するための燃料も石油が元になっていますのでパンやケーキまでもが値上がりすることになります。
これに対して庶民ができる対策といえば、近場への移動はクルマではなく自転車で移動することくらいでしょうか。自転車で移動することで運動不足解消、メタボリック対策にもなるかもしれません。さすがに遠い所へは無理でしょうが、、、、。それと、こちらが本命かもしれませんが資源株、あるいは資源そのもの買ってしまうというのがあるかもしれません。資源価格が値上がりするならインフレーションによって価値が目減りする紙幣を資源に換えてしまうのです。
それにしても、、、このまま原油をはじめとする資源価格が上昇を続けたままだと世界中から中産階級が消えて、一握りの上流階級と大多数の下層階級に社会は二分されてしまうのかもしれません。
穀物価格
資源価格の高騰によりファーストフード店を始めとする飲食業界でも商品価格の値上げに踏み切るところが相次いでいるようです。商品としてお客に提供される、食料品、小麦、肉、野菜、、、、。材料を調理するための燃料。すべて値上がり傾向にあります。これらの一番、大きな値上がり要因は原油価格の上昇にあるといわれています。原油価格の上昇により、トウモロコシやサトウキビがエタノール、バイオ燃料にするために転用される。ついては食料や家畜の飼料にまわすはずの分の農作物が少なくなる。
ついでにいえば肥料やコンバイン、トラクターを動かすための燃料、収穫された農産物を生産地から消費地まで運ぶためのトラックの燃料代、こうしたものも原油価格の影響を受けて最終的に商品価格に反映されます。一見、原油価格の上昇と穀物価格、あるいは豚肉、牛肉の価格上昇は関係がないような気もしますが、こんな風に関連性があったりします。まさに風が吹けば桶屋が儲かるを地でいく感じです。
ここ数年、原材料価格、商品価格が上がるなか下がったものといえば人件費、つまり、もらう給料だけが下がったという方も多いのではないでしょうか。この傾向は残念なことに、しばらくは続きそうな気配です。世界には日本人の何分の一、何十分の一の給料で働く人間がたくさんいるのです。どうやら人件費のアービトラージが本格化しそうな風向きです。自身の円資産が目減りするまえに、資源株に投資して資産保全をはかるのもひとつの方法でしょう。
レアメタル
日本のお家芸、加工貿易、原材料を輸入、加工して付加価値の高い工業製品を輸出する、にとって必要不可欠なもののひとつにレアメタルがあります。もちろん石油などのエネルギー資源の輸入も大事なのですが、昨今の工業製品にとってレアメタルは欠かせないものとなっています。自動車エンジンの触媒に使われるプラチナが入手できなければ日本の自動車メーカーはたちまち悲鳴を上げるでしょう。
液晶テレビのブラウン管にはゲルマニウムが使われています。他にもニッケル、モリブデン、タングステン、モリブデン、パラジウム等さまざまな種類のレアメタル、レアアースを日本は輸入しています。それに伴いこうしたレアメタル関連の資源株も注目を集めているようです。資源株とは原油関連企業だけではありません。かつて中国の指導者、氏は「中東に石油があるように中国には希土(レアメタル)がある」といったというのは有名な話です。以前は中国から輸入出来ていたゲルマニウムも最近では輸入が難しくなったともいわれています。資源株というと石油や天然ガスなどのエネルギー株にばかり目がいってしまいがちですが、こうしたレアメタル関連の資源株も投資対象としては面白いのではないでしょうか。
資源株銘柄 意外な穴場?
資源株銘柄というと石油エネルギー関連や金属鉱山関連銘柄をついつい想像してしまいがちです。また、実際こうした銘柄は資源株の中でも人気銘柄だったりします。
しかしながら、今、現在の時点ではそれほど注目を集めていないながらも、とてつもなく大化けしそうな資源株があります。それは水資源を持つ企業、もしくは水処理技術を持つ企業です。現在、食糧需給では需要が供給よりも上回る傾向にあります。(穀物価格は強含みです)そして食糧生産には何よりも水が不可欠です。広大な農地に散布される水、家畜用の飲料水、そして何よりも人間の生存に不可欠な水。
現在、世界的な食料の輸出入、貿易が行われていますが、この食糧生産にかかった水を何らかの形で反映させようという動きがあるようです。それが関税という形になるか、京都議定書で批准された二酸化炭素排出権のような形になるのかは現時点では不明ですが、、、。
地球上の人口、経済成長を勘案して、このまま行くと石油だけでなく水の供給も逼迫してくる可能性が高いような気配です。
場合によっては水は石油と同等の価値を持つ日が来るかもしれません。しかしながら、こうした水資源、あるいは水処理技術を持つ企業の株式が果たしていつになったら動き出すかは不明です。相場のことは相場に聞けというところでしょうか。