ゼクシィ縁結びなど有名どころのマッチングアプリサイトでは、たまに奇妙な日本語、カタコトの文章で自己紹介をしている人がいます。
こうした人はプロフィールの項目にLINEのアカウントを載せていることが多いものです。
プロフィール写真は全員が例外なくモデルのような美女です。
画像はイメージです。
それも素人が自撮りしたような写真ではなく、プロのカメラマンが撮影してファッション雑誌の表紙になっていてもおかしくないような綺麗に撮影された画像です。
こうした画像はショッピングサイト、カットモデルのサイト、アパレルサイトからのパクリが多いようです。
道理で綺麗な写真ばかりのはずです。
写真を盗用して女性アカウントを作ったのは日本人の女性ではなく、むさ苦しい中国人の男性です。
間違っても信用してはいけません。
インターネット回線が繋がっていれば、外国にいてもマッチングアプリのアカウントを作るくらい難しいことではありません。
Contents
日本語がおかしい。カタコトの文章
以下は、実際の相手の女性の自己紹介の文章です。
自己紹介
心から愛し合っている人を探す。世界で唯一の人が唯一の私に出会ったとき、あなたと私の間にはいつも不思議な魅力があり、私たちを惹きつけます。
聖書の一節のような文章です。
自己紹介
半分面白い人だ 旅行が好きで一緒に旅行してくれる人を見つけたい
仮に、この女性が日本人であるならばですが、小学校を卒業しているのでしょうか?
どう考えても母国語が日本語ではないと思われます。
結論から言うと、中国人でしょう。
自己紹介の文章がおかしいだけなら、まだマシです。
住所を急に変更するアカウントもあります。
住所が急に変更されている
奇妙なことにプロフィールの住所の欄が変更されています。
住所が昨日までは石川県だったのに、今日見ると三重県になっています。
1日で引っ越しが完了したのでしょうか?
それとも石川県のカモ男性は、すべて落としたので三重県の男性をカモにすることにしたのでしょうか?
恐ろしいことに、この時点で既に「155いいね」がついています。
こんなおかしな日本語を書いてあるアカウントに155人もの日本人男性が群がっているのです。
詐欺師にしたら、155人もカモが来たことになります。
中国人が日本人をなめてかかるのも分かる気がします。
自己紹介の文章がない。あるいは短い場合、日本語がおかしくても、それほど目立ちませんが、長い文章になると明らかにネイティブの日本人が書いた文章ではないと判別できます。
こんな自己紹介をしている女性について、どう思いますか?
自己紹介
よろしくお願いします
私のプロフィールを見てくれてありがとう
付き合っている人に別れを告げ
落ち着いたので前向きに登録しました!
真剣に付き合える人に出会えることを願っています。
まじめにやっているので、プロフィールを見て、気が合えばよかったです。
理解できるものだけが待っています。
(趣味)美食
美味しいお店を探して遊ぶのが好きです。一緒に開拓したいですね。
ファッション
いろんな服が好きです。女の子というより、カジュアルな感覚が大好きです。 私はファッションの人にとてもキュンキュンしています。
テレビドラマ
たまに好きな人とお菓子を食べながら家でドラマを見てもいいと思います。
旅行
私は彼氏と一緒に旅行に行くことを切望しているので、たくさんの場所に行ってたくさんの写真を撮り、思い出したいです。
(恋愛観)
活気のある人は交流が合う
私は話と聴くのが大好きなので、チャットが好きで普段活躍している人と一緒にいると思います。
よろしくお願いします
「私はファッションの人にとてもキュンキュンしています。」
この表現には笑ってしまいました。
あきらかに日本語を母国語にしていない人間の書いた文章です。
マッチング後のチャット
間違って、こうした詐欺アカウントとマッチングしてしまったことがあります。
以下はマッチングアプリでの実際のやりとりです。
私
こんにちは。県内のどこに住んでいますか?
私の実家は県内です
相手
私は誠実な感情を探しています。あなたは何を探していますか?
相手
夕食を食べます
相手
これは私のlineです
相手
amy060608
相手
私たちが楽しく交流することを楽しみにしています
相手
LINEのIDを教えてきたのでカマをかけてみることにしました。
私
ライン登録できませんでした。
どこか間違っていますか?
あなたと友達になれたら嬉しいです!
連絡しやすいように。だから私の連絡先を残しました。私の個人紹介を見てください。
ありがとうございます!!
相手
まったく話がかみ合いません。
ネット銀行の問い合わせフォームでチャットで質問したときのような機械的な返答がかえってきます。
まさか、こんなやりとりの後で本気になってLINEを追加する人はいないと思いますが、
(興味本位でする人はいるかもしれませんが)
本気で婚活をしている人間からすれば迷惑行為以外の何ものでもありません。
ネット上での出会いは危険も多いし、効率も良くないということであれば、
ベタかもしれませんが、
が良いかもしれません。
社会情勢を反映して、最近はリモート,オンラインでのパーティーもあるようです。
同じ写真を使いまわす詐欺業者
何と同一人物がプロフィール写真に使われています。
片方の居住地は岐阜県、もう片方は石川県在住ということになっています。
名前も同じです。
年齢は41歳になっていますが、どう見ても20代の女性の写真です。
詐欺業者も手抜きな仕事をしたものです。
名前が日本の漢字ではない
マッチングアプリでマッチングした後に以下のようなチャットをしました。
プロフィール写真が怪しいことは言うまでもありません。
出身地、居住地、年収などの詳細は何も書いてありません。
はじめまして、よろしくお願いします
相手
私
こちらこそ宜しくお願いします
あなたの名前は漢字でどう書きますか
相手
注)この質問は中国人詐欺業者がよくする質問です。
この時点で怪しい感じがします。
私
信
あなたはどんな業界に従事していますか
相手
これも少しおかしな日本語です。
相手が名前の漢字を聞いてきたので、こちらも質問します。
私
あなたの名前は漢字で、どう書きますか?
娜子さん
相手
この時点で真っ黒確定ですね。
「娜子」どういう発音で読むのでしょうか?
中国人判定が確定したのでチャットをやめました。
マッチングアプリで出会って800万円騙された! 仮想通貨「国際ロマンス詐欺」に注意
https://news.yahoo.co.jp/articles/657f253856b9e0176c1b04c57b652e159728a57c
仮想通貨の価格上昇に比例するように、仮想通貨を悪用した詐欺被害が増えている。今年4月には金融庁・消費者庁・警察庁の連名でマッチングアプリを用いた仮想通貨の投資詐欺への注意を促す文書が発表された。一体、どのような被害なのか。
注意!仮想通貨「国際ロマンス詐欺」が横行中
詐欺・悪質商法ジャーナリストの多田文明氏が話す。
「ビットコイン相場が盛り上がり始めた’20年後半から、私の元にも多いときで一日2件の被害相談が来るようになりました。被害者はいずれも投資経験がない人ばかりで、男女問わず被害に遭っています。一方、詐欺師は全員が外国人。中国人や台湾人、シンガポール人を名乗ることが多いようです」
被害者の多くは国内のマッチングアプリで詐欺師と出会っている。
「イケメンや美女のプロフィール写真に設定した詐欺師が一般のユーザーにアプローチをして、親密な関係を構築していき、次第に詐欺サイトなどに誘導するのです。こういった恋愛感情を悪用した『国際ロマンス詐欺』は昔からありましたが、仮想通貨やマッチングアプリを悪用している点が、まさに今の時代を象徴しています」
被害者の生活に入り込む
マッチングアプリ経由でアプローチしてきた詐欺師は「結婚を目的とした真面目な関係」や「海外の友達」といった関係性を装い、投資とは無関係のやりとりを続けて被害者の生活に入り込むのだ。
「ある程度親密になったところで、詐欺師は『自分は投資に詳しい』などとアピールし、架空の仮想通貨投資サイトやオンラインカジノに誘います。もちろん架空サイトであり、実際にトレードは行われていませんが、巧妙に作られているサイトなので、投資初心者が見れば信じてしまうのです。
しかし、言われるままにトレードを繰り返しているうちに投資資金がかさみ、いつしか出金申請をしても応じてもらえなくなる。最後は詐欺師との連絡も途絶えます。私が把握しているなかで最も大きな被害額は、なんと6000万円です」
詐欺被害に遭った30代女性
都内でOLとして働く30代女性・A子さんも仮想通貨を悪用した詐欺被害に遭った一人だ。
「昨年末、マッチングアプリで都内に住んでいるジャックというシンガポール人男性に出会いました。すぐにLINEに誘導されて親密なやりとりをするようになって。彼は私のことを『BABY』とか呼んでいましたね。もちろん、すぐに信じたわけじゃなくて、最初は彼がアップした画像をグーグル画像検索にかけて、『拾い画』じゃないかとリサーチしていました」
一度は出金させて被害者を信用させる
画像検索では何も引用結果が出ず、その後もやりとりは続いた。
「彼はその後も東京の風景写真を送ってきたりして、私を信用させようとしていました。でも『会おう』と伝えてもはぐらかされるばかり。出会ってから1か月ほどたった頃、彼は『僕は投資のプロだから、僕がやっている投資をしてみてほしい』と言いだして、海外の投資サイトを紹介されました。
最初は少額を入れて彼の指示通り取引をしたら利益が出て、実際に口座への出金もできたんです。同じことを2回繰り返してすっかり信じてしまい、気づいたら貯金を取り崩したり、負けが込んで資金が足りなくなったら借金もして……最終的な送金額は800万円にも。お金は返ってきませんでした」
その後、ジャックはLINEもブロックし、いつしかサイトも閉鎖されていたという。こういった被害は相当数いるとみられる。
仮想通貨投資の偽サイトに誘導されて400万円の被害
自身も詐欺被害者であるBさんはSNSを使って被害者グループをつくった。すると、すぐさま100人弱が集まったという。
「僕自身、同様の手口で約400万円をだまし取られました。グループ内の仮想通貨に詳しい人がビットコインの送信先アドレスを追跡しましたが、海外取引所に入金されてから先を追うことはできませんでした。
今は僕らのグループだけでも数億円の被害総額です。警察もこういった詐欺案件はなかなか被害届を受理してくれないし、『恥ずかしい』と被害を言いだせない人が大勢いると考えれば、まだまだ氷山の一角だと思います」
詐欺に遭わないためには?
では、詐欺に遭わないためにはどのような心がけが必要なのか。
「まずは金融庁の『暗号資産交換業者登録一覧』に掲載されていない業者のサイトでは取引をしないことが、何よりの自衛です。あとは詐欺被害に遭ったことを安易にSNSで発信するのもキケン。『お金を取り戻す方法を知りたくないですか?』などと、被害者をだまして二次被害をもくろむ新たな詐欺師のターゲットにされることもあるので注意が必要です」(多田氏)
悪者は常にネットの中でターゲットを探しているのだ。
被害CASE 1 A子さんが騙された手口の詳細
大手マッチングアプリで日本在住のシンガポール人ジャックに出会ったA子さん。ジャックは「二人の家を買うためだ」「僕のことを信じてほしい」などと投資を勧め、ご丁寧にも画面キャプチャや矢印を駆使して詐欺サイトでの投資方法をレクチャーしてきたという。直接会いたいと言っても「交通事故に遭った」「コロナに感染した」などと言い訳をするばかり。A子さんは詐欺だと気づき警察に届け出たが、積極的な捜査は行われておらず、返金のメドは立っていない。
被害CASE 2 Bさんが騙された手口の詳細
被害者グループを結成したBさんは、チャットアプリで「仮想通貨アナリスト」を自称する台湾人女性と知り合った。仮想通貨に興味があったのが災いし、女性に指示された偽サイト「QMCoin」にビットコインを送金する。最初は1万円、次は10万円、気づけば100万円にもなっていた。さらに「レバレッジの倍率を上げるために追加入金が必要だ」と言われ、結局400万円弱を奪われてしまう。最寄りの警察署に連絡をしたが被害届の受理すらされなかった。