悪徳の成功法則  里中李生

痴漢冤罪で逮捕される恐怖もある。

あなたが謎の変死体で見つかる可能性もなきにしもあらず。国家権力とは先進国においても怖いものなのである。

私はそんな巨悪と闘う気は毛頭ない。いや、もう闘い、敗れたのである。

絶望すると、人は冷静になれる。
そこから光が見えてくるのだ。

絶望した後の遊びと、誰かを愛することは、この世のものとは思えないくらい楽しいのだ。

絶望を知らない男は、決して成功しない。
という理屈である。

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わかりやすいが、実は世の中には、自分の手は汚さないで正義面している。
という人々が非常に多い。

あなたが知っているある成功者も、本当は極悪人かもしれない。それを見極める方法は難しいが、私見ではそのような男や女は、饒舌にそれらを語るので、ばれてしまうのだ。

犯罪ではないから、喋ってしまうのだ。その時に絶縁すればよい。

酒が入ると苦笑しながら喋るものだ。
男なら、レイプの過去。「合意だった」というが本当だろうか。

女なら「妊娠して堕ろしたことがあるが」が一番多い。

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捨てられた方は、「裏切られた」と怒るが、捨てた方は当たり前の行動で、成功のためにある程度は計画していたとも言える。

孤独に苛まれていては簡単に離婚はしないし、周りの女性たちも未婚であったり彼氏がいなかったら、嫌な夫も我慢するものだ。

「裏切った罪悪感なんかないわ」
と咲は言うのである。

「お金持ちは、「貧乏人は殺さないんだよ。だけど、貧乏人は、兄貴みたいな殺意ばっかりを持っている。どうしてかって?それはバカだから、それしかアイデアが浮かばないんだ。カッとなったら、俺は冷静に自己分析をして良いアイデアを出す。貧乏人はカッとなったら人を殺す。

俺と兄貴の差はそこなんだ。人を殺すのが貧乏人。人を利用するのがお金持ち。どっちも悪いが、殺人の方が遥かに卑劣だ。血が飛び散るんだからね」

反論が出来なかった。日本でも、日々報道される凶悪犯罪者は、無職やバイトの低賃金労働者と相場が決まっている。盗撮や痴漢になってようやく教師や公務員が出てくるのだ。

成功者が逮捕される時は、麻薬が多く、決して殺人はない。

@「幸せ」にからめとられず行き抜け

お金持ちと貧乏人。どちらが幸せか。

どちらも幸せではないし、どちらも不幸ではない。どちらに快楽と幸せを見出すか。しかし、成功は客観的に認められるもので、幸せは自分勝手に決められる部分があることを、弟は嫌悪していた。

「奴隷」と罵られた兄よりも、実は弟の方が寂しいのである。

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「人間の人生の善と悪を計算したら、ほとんどが悪になるそうです。それを否定したがる人間は偽善者になる。それを認めている人間は自由人になる。僕はそう思います。

平等の定義で言うと、あそこにいたホームレスの男たちは自由なので、あなたは決して軽蔑していない。車をあそこで止めたのは、逆に羨ましかったからでしょう」

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人々は、自らの徳のためにもっともよく罰せられる。

ニーチェ

ビジネスにおいても、悪が栄えている。
労働者はバカにされ、不労所得の男たちは厚顔無恥に生きている。
それを改善する世の中にはならない。


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